③印刷方法と色数を選ぶ
クリアグッズの印刷の種類、方法についてご紹介します。クリアグッズ.jpではUVオフセット印刷、シルク印刷、UVインクジェット印刷、箔押しの4種類の印刷方法と特殊加工のアルミ蒸着(メタリック)・ホログラム加工をご用意しております。クリアグッズの印象を決める重要なポイントです!印刷方法でわからないことがあればお気軽にお問い合わせください。
UVオフセット印刷
乾燥性の専用のUVインキにUV(紫外線)を照射することで瞬時にインキを乾燥(硬化)させることが出来る印刷方法です。
なかでも合成樹脂フィルム(PP・PET・PVC等)へのUVオフセット印刷は、定番のクリアファイルをはじめ、中身を魅せるクリアケースなど、紙ではマネのできない透明な素材に印刷できることが最大の魅力です。また印刷を刷る際、透明素材であることから基本的に裏刷りで印刷する場合が多く、カラーなどの印刷のあと白ニスインキを載せて透過を防ぎ、表から見ると素材を活かしたツヤ感のある印刷が刷り上がります。反対に表面(表刷り)から印刷する場合は、白インキの後からカラーと剥離防止OPニスインキの順に印刷を施すことで、インキのマットな感じを活かした高級感のある印刷が刷れます。キャラクターや写真、グラデーション表現などのデザインも鮮やかに印刷できるのが特長で、高品質・高い生産性から小ロットでありながらコストバランスのとれたクリアグッズを提供することが可能です。
主なメリット
◯溶剤を一切含んでない(VOCを含まない)ので環境にやさしいインキ。
◯裏移りがない。
◯瞬間硬化するため金属蒸着紙やフィルム、プラスチック、塩ビなど非吸収性素材に印刷が可能。
◯印刷直後から後加工にかかれる。
◯乾燥時間が不要なため、納期短縮がはかれる。
◯印刷表面が摩擦に強い。
◯インキ皮膜が硬く、擦れても色落ちしにくい。
◯スプレーパウダーが不要。
◯環境、衛生面で食品包装紙、容器などに最適。
◯インキが臭気が少なく、耐久性に優れている。
◯有機溶剤を使用しないため臭気が少なく、食品、薬品、化粧品等の箱に多用されている。
◯耐久性、耐光性に優れる。
◯グラデーションや写真入りなどのきめ細やかなデザインが得意。
おすすめの使い方
印刷量産時に毎回製版をする為、デザイン変更やキャラクターの種類に応じて面付けの変更が可能。アイテム1種類の単品で印刷するより複数付け合せして印刷した方が安価に作れます。
※面付けしてるアイテムの形状が変わると木型を作り直す必要があります。
UVインクジェット印刷
近年、オリジナルグッズ製作などの加飾ビジネス現場では、UVインクジェットプリンタを使用した少量多品種オンデマンドプリントの需要が増加しています。UVインクジェットプリンタを使用したデジタルプリントは、スクリーン印刷のように印刷版を必要とせず、版を作成する為の時間とコストを削減できます。また、必要なときに必要なだ分だけをプリントすることができるため、最終製品を在庫しておく必要もありません。少量多品種への加飾ビジネスに対して、スクリーン印刷に代わる最適なソリューションとしてUVプリントが注目を集めています。こちらの記事ではUVプリンタの詳細をできるだけわかりやすくご紹介いたします。
UVインクジェット印刷は、直接インクジェットプリンターを使用し、紫外線を照射することで硬化・定着する仕組みの印刷です。色鮮やかに印刷できることが特徴で、オリジナルキャラクターやロゴ、写真などを綺麗に印刷でき、仕上がりの良い高品質なアクリルキーホルダーの製作が可能です。乾燥も素早いので短期間での納品も可能となっています。
主なメリット
◯オフセット印刷並みの高精密さと高解像度
◯多様な素材への印刷、多少の凹凸であっても印刷可能
◯版代が発生せず、色数の多いデザイン向き
◯超少量ロット向き(印刷ダミーに最適)
◯シルク印刷並の色鮮やかな印刷
◯版代が発生しない
◯少量であれば短納期
おすすめの使い方
量産に近いクオリティーで試しに1個印刷制作したい場合に、 製版を作らずに価格を安く1個制作できます。校正作業にお使いください。
シルク印刷
シルク印刷は、色別にスクリーンを作り、スクリーン上にある隙間から、直接インクを落とし込んで印刷する手法のため、製品にしっかりとデザインを表現できます。インクを厚く塗るため、下地の影響を受けにくいです。乾燥させて定着させるので、耐久性や耐候性に優れています。
また、印刷は曲面や立体形状の製品にも対応できる場合があります。複雑な形状の製品にシルク印刷をしたい場合は、お問い合わせください。
一方で、線の細かなデザインや、グラデーションのかかった多彩な印刷は、印刷の仕組み上適していません。また初回に必ず版代が必要です。版の製作、乾燥時間など納期がやや必要です。
主なメリット
◯単色またはロット数が多いほどコストが安くなる
◯耐光性・耐久性に優れる
◯下地の色の影響を受けにくい
◯単色や色がはっきりしているデザイン向き
◯少量でも比較的コストメリット
◯金色、銀色、パール、蛍光色を印刷することが可能
◯曲面や立体形状の製品にも比較的対応
◯紙・布・陶磁器・ガラス・看板・電子製品など、幅広い素材に対応
おすすめの使い方
濃い色の素材への大量の名入れノベルティに最適です。
箔押し
箔押しは、別名ホットスタンプとも呼ばれる加工方法です。
オリジナルのロゴや絵柄を、印刷物へスタンプのように転写させます。
まず、転写させたいオリジナルのロゴや絵柄の金型(箔押し用の凸版)を作ります。金型と印刷物の間に箔を敷き、金型を上から押し込みます。その際、約170度の高温の熱と圧力をかけることで、印刷物に箔が熱転写されていく加工方法が“箔押し”です。箔押しをすると、金型と印刷物の接地面のみにゴールドやシルバーなどの箔が転写され、メタリックな輝きを放ちます。箔押し印刷は、自社の製品を際立たせ、高級感の演出や他社との差別化を図るのに有効な特殊加工になります。
主なメリット
◯ロゴなどのポイントデザイン
◯単色またはロット数が多いほどコストが安くなる
◯少量でも比較的コストメリット
◯金色、銀色、パール、等の金属系の色を印刷することが可能
◯下地の色の影響を受けにくい
おすすめの使い方
濃い色の素材への大量の名入れノベルティに最適です。